第33回総会・懇親会の様子(速報)

東北の復興願い380名超える参加者

——第33回東京青高同窓会総会

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暖かな日差しに恵まれた5月21日、東京の上野精養軒で第33回東京青高同窓会総会・懇親会が開かれました。今回は、3月11日に発生した巨大地震による東日本大震災の被災地復興を願う会にしようという清藤良則会長(青高15)の呼びかけに応え、380人を超える青中、青高女、青高の同窓生が集いました。

様々な催しや観光が相次いで自粛中止になり、被災地の青森や東北のみならず日本全体がしぼみかけていた中、清藤会長は「そろそろ日本は元気にならなくてはいけない。自律・自啓の精神で乗り越えていこう」と、総会・懇親会の開催を決意しました。ささやかな意思表示であっても広がればうねりになる、そんな思いも込めて、会場には復興支援募金箱も用意されました(写真1)。この日だけで義援金は75,376円に達しました。

第1部は、まず同窓生の物故者だけでなく、大震災の犠牲者にもささげる黙祷から始まりました(写真2)。川崎祥悦氏(青高1)の指揮、伊與部裕子氏(青高36)のピアノ伴奏による3校の校歌斉唱、清藤会長のあいさつに続いて母校の宇藤裕夫校長、山口柾義青森高校同窓会長から、それぞれ母校の様子や地元の動きなどを交えた祝辞をいただきました。平成22年度、23年度の事業・行事報告、予定、監査報告、予算案はすべて満場一致で承認されました。

第2部では、新潟大学教授で免疫学の権威、安保徹氏(青高16)が講演(写真3)。「健康で生きるための条件」をテーマに、無理のしすぎや楽のしすぎによる低体温がもたらす悪影響、交感神経、副交感神経の働きの違いなどを踏まえて分かりやすく健康な体質を作り上げる心得を語りました。時に挟み込まれるユーモアで会場は大きな笑いにも包まれました。講演の要旨は後日、8月に発行予定の会報18号と当Websiteに掲載します。

恒例のねぶたばやしでスタートした第3部。自律・自啓の精神の現れか、単に待ち切れなかっただけか、会場のあちこちで自主乾杯が始まりました。久滋良餅、南部せんべい、りんごジュース、田酒、下北ワインなど故郷の味覚も用意され、参加者の気持ちは一気にヒートアップしました。今回の参加者は、青中35回の赤坂氏、稲見氏、工藤氏、青高女36回の村山氏から、今年卒業したての青高61回の5名まで幅広い世代に亘ります。まさに、長い伝統を重ねる母校を象徴する懇親会となりました(写真4、5)。抽選会や各期のデーブルのにぎわいぶりなどは会報18号で詳しくお伝えします。

(文:会報委員会 青高22 阿部治樹)